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滑稽新聞社の絵葉書

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石狩市本町にある「石狩尚古社資料館」という私設資料館にて現在『宮武外骨諧謔絵葉書の世界展』をやっておりますよ。
ということで、いそいそ石狩へ出かけておりました。
天気がよくって海水浴場へ続く道はびっくりするくらい車が並んでおりましたよ。あの渋滞していた車がすべて海へたどりつく頃にはもう夕方になっちゃうんじゃないかと思うくらい。

先日たまたま石狩市の今年の観光用ポスターを見たのですが、絵柄がどうも宮武外骨っぽい絵ハガキがたくさん並んでおりまして。
そんな人がいた・くらいにしか知らなかったのですが、調べてみるとそれが当たり。やはりポスターに使われている絵ハガキは宮武外骨の滑稽新聞社が発行していた「絵葉書世界」という雑誌のものだったのでした。

早速資料館へ電話して(私設為事前電話要)お邪魔してみるとおよそ400枚の絵葉書が出迎えてくれたのでした。
反骨のジャーナリスト宮武外骨その人が刊行した絵葉書雑誌だけあって、一枚一枚がとても個性的で新鮮。
エログロ、ナンセンス、漫画ぽいものや、デザインにすぐれたものなど見ていて飽きることがなくって、狭い資料館内をずっとぐるぐると見ていたのでした。
デジタルな雰囲気のものや、モザイクのような絵柄のものもあり、中には竹久夢二など有名な方が描いたものも。
写真に撮りたい思いがありましたが、撮影は禁止。残念。見てもらいたい!
今印象に残っているのは「五色の手」という題名のついた絵ハガキ。名前の通り五色に色分けされた手だけが描かれているもの。赤は紅屋さんの手。白はお米屋さん、青は紺屋さんの、黒い手は炭屋さんので、黄色は漬物屋さん。

なぜこれだけ絵ハガキがここに?と資料館の方に聞いてみたところ、この絵ハガキたちはひいおじいさんが東京の大学で勉強をしていた頃に集めていたものなのだそう。
はじめはね、ひいじいさんが集めた昔の絵葉書、程度にしか考えていなかったからけっこう人にあげちゃったんだよ~と嘆いておられました。あげたものはもうどんな絵柄だったのかも覚えていないのだそう。
もったいない・・・。そして私も欲しかった・・・。
でも見ることができただけでも大満足。大変貴重なものが見れた素敵日曜日なのでした。
あ、資料館が常設しているのはひいおじいさんの主催していた俳句結社「尚古社(しょうこしゃ)※資料館の名前もこれによる」についての資料などで、俳句のことはわからないのですが、有名な方々の書などもあるそうです・・・。
いや本当によくわからないのでお粗末な説明、申し訳ない。

学術小説 外骨という人がいた! (ちくま文庫)

赤瀬川 原平 / 筑摩書房


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by kurokurosusukoji | 2009-08-09 18:11 | ダイアリ | Comments(0)
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