むかーし昔、それは小学6年生の頃の思い出。 委員会か何かの用事で二年生の教室に出入りした際に、後ろのロッカーの上の本棚に見つけた本があったのでした。 あれ、これ前に読んだことがある本かも。と手に取り、表紙を確かめた。その本が『魚料理もどうぞ』。 先日、図書館の本を検索していて偶然再会したのでした。 タイトルを見た途端、もしや!と思った。取り寄せて、図書館のカウンターで表紙を目にしてやっぱり!と確信。 もう会えないと思っていたよ。 瀬尾七重さんという方の短編がいくつかまとめられている本で、「カットハウスのお客さま」と、本のタイトルにもなっている「魚料理もどうぞ」というお話を覚えていたのでした。 「魚料理もどうぞ」はその中の科白、「アクはこまめにとりのぞく」という一文が印象的だった。 そして「カットハウスのお客さま」はあの枝毛だらけの女の子というのが実は、というお話自体が記憶に残っていたのでした。 でも、細かい部分は忘れていたり、勘違いしていた部分もあって、懐かしいのに新鮮な気持ちで読めたのでした。 他のお話も読んでいるうちに、いくつか思い出せた。 なんというか本当にこの本は私の記憶にするーりと自然に入り込んでいて、何かのはずみでひょっこり顔を出す存在だったのでした。 なんでなのか自分でもよくわからない。 ふと思い出しては図書館や古書店のサイトで検索したりしていたのですが、見つけることができず。 というのもタイトルを「魚料理をどうぞ」と覚えていたから。「を」じゃなくて「も」だった。 見つからないわけだ~。 子どもをもって、児童書にまた接する機会ができたから再会することができたんだなーなんて考えると、アキさんにお礼を言いたい気持ちになったのでした。
by kurokurosusukoji
| 2012-10-04 10:16
| 古
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