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おあーたん

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とうとうアキの口から「お母さん」という単語が出た!
「あーたん」「おあーたん」と聞こえるけれど、お母さんのことだ。
ただし、先日銀行の窓から何かに向かって「おあーたーん!」と叫んでいたので、必ずしも、母(私)のことを指しているものではないみたい。

アキが言葉をひとつ覚えるたびに、なんというか・・・アキの輪郭がはっきりしてきているように感じるのです。
言葉を話さないでいるときはアキも、アキを中心とした景色も、アキに関わっている私自身もかすんでいるように見えていたのでした。
いろんなものの境界線が交わってぼんやりしていて、懐かしいような儚すぎて寂しいような、そんな世界。
いろんなものがあって、いろんなものがなくて、ただ純粋な世界。
それが今は、かかっていたほの甘い霞ごと日に日にアキが吸引していっている感じ。
吸い込んだものがぎゅっぎゅっと固まり、個人が出来上がっていっている。

近いうちに完全に消えてしまう純粋で儚い世界、ちょっともったいない気もする。
でもその世界から脱出しようとしているのはアキ自身。私もそれを積極的に手伝っている。
思えばあの霞がかった日々は、言葉を話す前のあかちゃんの世界をほんの少し覗かせてもらっていたのかも知れない。
かつて自分もいた世界だから懐かしくって切ない気持ちになれたのかもな~とか思う。
得難い体験をさせてもらっている。

そして、いつお母さんと私が結びつくのかなー。
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by kurokurosusukoji | 2013-05-02 14:33 | こども | Comments(0)
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