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マイとオオカミは外で寝る

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動物園にて。
シンリンオオカミはぼそぼそ降る雪もお構いなしに外で眠っていたのでした。
背中に雪がもさり積もっている。
寒いのは平気なんだろうけれど、外で身一つで眠っているのは不思議。何故わざわざ外で寝ているんだろう?
あえて厳しい環境に自らを置いて自身を律している?ってことはないか。
オオカミにはねぐらってないのかな。

雪に埋もれつつ寝るシンリンオオカミを見て、三番目の兄さんは「マイも雪だろうと寒かろうと外で寝ていたな。」とつぶやいていた。
マイとは4年前くらいに死んだ、三番目の兄さんの実家で飼っていたハスキー犬。
あー・・・確かにマイも北海道の冬を平気で毛皮の身一つで越えていた。(年老いてからは冬はビニルハウスでぬくぬくしていたけど。)
三番目の兄さんの実家では、防犯他もろもろの為、外飼いの犬は必要とみんな考えているけれど、まだマイの後任を飼う気配は無い。
あの犬種がいい、こういう犬がいい、という話も最近はしなくなった。
力が強くて乱暴で、ちょっとおバカで(でもされる側がすっごく痛い「お手」は食べ物がからむ時だけしてくれた)、脱走して余所の鶏を襲ったこともあったけど;、なんとなくそういう粗野なところが三番目の兄さんの実家、ポツンと畑の真ん中にある北海道の農家というシチュエーションにしっくり気過ぎていたような気が、みんなしているのかも。
マイ以外の犬がピンとこないんだよなぁ。

誰かが犬をほれっとくれるとか、迷い犬を結果的に飼うことになったとか、そういうきっかけがないと駄目なのかも。
なんて考えていたら、オオカミが急に起き上がって、ぶるぶると背中の雪をほろってまた寝たのでした。
だから、雪をしのげるねぐら的な場所で最初から寝ていたら、そういう手間も省けそうですぜ。オオカミの旦那。

by kurokurosusukoji | 2014-02-14 10:00 | 猫やら生き物
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