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お豆腐狂言

f0171453_929368.jpg金曜日の仕事終わりには小樽にて三番目の兄さんと「茂山狂言」ご一行の舞台を鑑賞してきたのです。

狂言を見るのは初めてで、とても楽しみにしていたと同時に古典芸能ですからやっぱりちょっと堅苦しくて、興味のあったミユキはともかく、三番目の兄さんなぞはひょっとして飽きてしまうのでは…?という不安もあったのもまた事実。
結果としてはとても楽しい時間を過ごせたのです。

演目は「棒縛(ぼうしばり)」と「豆腐小僧」。
棒縛というのは狂言の中では古典中の古典で主人の留守中にお酒を盗み飲みすることがばれて、おしおきのために縛られて、でもそれでもお酒が飲みたくて…というようなお話。
「豆腐小僧」はおなじみの京極夏彦原作のお話を狂言用にしたもので、江戸の頃に一世を風靡した豆腐小僧。でも今は人々の忘れ去られて…誰も怖がらなくなってしまって。でも!化け物として一度人を驚かしたい云々いっている間にあっと驚くどんでん返しが!のようなお話。
そうそう、ミユキはこの豆腐小僧を演じるから「お豆腐狂言」というキャッチフレーズがついているのかなって思っていたのですが、『味付け次第でとりあえずのおかずになったり、高級な一品にもなるお豆腐』という意味で昔から使われているフレーズらしいです。
現代狂言とも言える「豆腐小僧」の終わりは舞台の照明が暗転してさっと終わったのに対して、室町時代にはあったという「棒縛」は演者が全て舞台のスソに引っ込んで終わり。この辺も昔と今の違いなんだなぁと興味津々でした。

どちらも笑わない人はいない。というくらい話が、動きが言い方が面白くて面白くて。
もし小学校の時とかにこの舞台を見るチャンスがあったなら、きっと子供たちはすごく日本の古典芸に興味を持つのではないかしら?

最後にそもそもこの舞台は小樽にあるホテルの10周年の記念ということで、演者7人で祝言を謡ったのですがこの祝言がすごかった!
舞台にずらりと7人が並んで、舞台ですから照明が明るいのは当然ですが、その明かり以上に舞台が明るく見えて(これってオーラ?)ぐわんぐわんとコトノハの波が伝わってきて、体をすり抜けてついでに日ごろのムヤムヤを浚って行ってくれたよう。
圧倒されたのです。
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by kurokurosusukoji | 2008-06-22 10:05 | ダイアリ | Comments(0)
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