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おばあちゃんの

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モンブランはばあちゃんのケーキだったんだよと三番目の兄さんが言い出したことがあるのです。

子供の頃、お客様がお土産にケーキをくだすったときなど、様々な色と形のケーキがギュッと詰まった紙箱の中に一つだけ必ず必ずモンブランが入っていて、でもそれはまず最初に「これはばあちゃんのね。」とよけられたのだそう。そして子供たちはそれ以外のケーキから好きなものを選ばされたのだそうだ。ばあちゃん本人がモンブランが好いって言っていたわけじゃないのに。
「…だからさ、モンブランってどんなものなんだろうってずっと思っていたんだよ。」

その記憶…ミユキに頭の中にもあるよ。
そう、まっ黄色のモンブランはいつだっておばあちゃんが食べていたな。おばあちゃんから好きなケーキを先に選びなさいって言われたとしても、あの黄色を選んでしまったらおばあちゃんが食べるケーキがなくなってしまう、と別のケーキを選んだ覚えもあるのです。やっぱりおばあちゃんは何も言っていないのに。

今考えるとすごい押し付け。おばあちゃんにも、モンブランにも迷惑だった?
あの頃、おばあちゃんに遠慮しないでどれでも好きなケーキをって言ったら何を選んだのかな?
ミユキのおばあちゃんはそれでも絶対遠慮して「ばあちゃんはいいから、ミユキが先に選びなさい」って言っただろうと思うのですが。
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by kurokurosusukoji | 2008-11-27 21:04 | ダイアリ | Comments(0)
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