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お互い嬉しい

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古書店のサッポロ堂さんに久しぶりに立ち寄ったところ、ずっと前から約束していた(させられた?)森田たまの書簡を倉庫からもってきたよ、と言われたのです。

…まさか!!まさかあの約束が今日果たされるとは…!!

ずっと以前より「絶対あるからいつか見せる」「今度来る時までに倉庫から探しておく」「来週ね。来週」と言われ続けたあの書簡が目の前に…。約束が果たされて、お互いすっきりした模様。
ぱー。

ご主人と一緒におたまさんの書簡を解読しているうちに(達筆でしかも、古文書みたいな文字に二人とも四苦八苦。)サッポロ堂の奥さんもお店に帰ってきて、お店の常連さんと一緒に珈琲とアメリカのクッキーと岡山みやげのこけしおかきを頂いたのです。
そのうちご主人はその常連さんと一緒に出かけてしまったのですが、その後もお店に残って奥さんとおしゃべりで古本の山に花を咲かせることに。
サッポロ堂さんは現在の店舗が道路拡張事業のため、使えなくなってしまうのだそう。
この店舗、無くなってしまうんだ…。
もう決まっていることだし、仕方ないのだけれど寂しい心持ち。しばらくはロフトにある紀伊国屋の中での営業となるらしい。これはサッポロ堂さんだけではないみたい。新刊書店の中で古本を売るなんて、新しい試み。
それはそれですごいことだけれど、もうちょっとこの店舗の思い出を作るためにここに取り壊されるぎりぎりまで押しかけてみよう。そう思ったのです。勝手に。
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by kurokurosusukoji | 2008-09-29 20:49 | | Comments(0)

きつね娘の

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札幌では午後一時頃、お天気雨があったのです。猫もいったん雨宿り。
すっかり晴れているというのに、ざざーと激しい雨。雨の線がおひさまの光でキラキラ輝いて街中が噴水の中にあるみたいでとても幻想的だったのです。
さぞや名のある狐の娘が嫁いだのでしょうね。嫁入り行列、見たかったな。

今日はいろいろと最近『やらなきゃ』と考えていたことを一挙にやってのけたのです。
…やってのけた、とか言ってみましたが全て自分で後回しにしていたこと。
1.北大の図書館で利用申し込みをして、2.アダノンキさんで限定10本のビール・志賀高原Harvest Aleを味わい、3.サッポロ堂さんでいろいろ話す…。

図書館への申し込みは証明写真など準備するのがとても面倒で、去年から保留していたことで、申込ができて本当にすっきりしましたし、アダノンキさんで味わったハーベストエールは生の摘みたてホップを使ったビールでとても爽やかで、緑色の味わいでした。
限定10本と聞いてスグにでも飛んで行って飲みたかったのですが、ここはひとつ、自分の運を信じてみようではないかと思っていたのです。行った時、まだ残っていたら飲もうと。

…いろいろ良かった。
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by kurokurosusukoji | 2008-09-29 20:28 | ダイアリ | Comments(0)

三番目の兄さんの見つけるもの

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このところ、いつも思うのです。
「三番目の兄さんはミユキの好きそうなものを見つけるのがうまい」。
なんでかちょっと悔しいのだけれど。

もともとワタクシ・ミユキが好きで通い始めた骨董市なのだけれど、三番目の兄さんは市の全体をくるり見渡してふわ~と無言で一点を指さす。そんでもってその先には必ずミユキ好みのものがあったりする。ぶさいくな黒猫の置物だったり、昔の札幌の様子がわかる写真集だったり、わけのわからないものだったりするのだけれど、それは結構ミユキの好みだぞ。という一品。最終的に買う・買わないはミユキ判断だし、お値段が高かったりして買えないことの方が多いのですが。
にしても、一体これってどういうことなんだろう?これまでの三番目の兄さんからの贈り物はことごとくはずされているというのに。
最終的な選択では間違うってことなのかな。

今回の写真のセントオパールグラスのこれ…これ、なんですかね?アイスクリームとか盛り付ける…器?これも、三番目の兄さんの指差したもの。
すごく分厚いぶん、とても重いです。ガラスを厚くしないとキレイに白がでないんでしょうね。
「屯田」さんから買ったもので、実は元々付いていたお値段では手が出なかったのですが「もう今からじゃあお客も増えないしね…」という理由で、こんな値段でいいの?というくらいにまけてもらっちゃいました。
…値段なんてあってないようなもの。そんな印象。うへぇ。

ガラスのコレクターさんから屯田さんが譲ってもらったものなのだそう。よくはわからないんだけどさ、きっと古いものではないよ。とのこと。確かに新しそう。
一応、骨董市で買ったものなのでカテゴリは「古」にしてみました。
屯田さん曰く「ガラスものを集めてさ、定年になったらお店やろうって思って店用の部屋まであったのにさ、娘さんと奥さんが大反対したんだってさ。そんなことしないでよって。いいじゃないのよね、夢なのにさー。」だって。
その人からはもっとコレクションを譲ってほしいのだそうだけれど、そしてその人ももうお店の夢はあきらめたのだそうだけれど、とても高くて買い取れないよ…と屯田さんは少しがっかりの様子。
へぇ、これはその人の夢の一部だったのね。大切にします。

今までの三番目の兄さんからの贈り物は残念なことばかりだったので、ここ何年かは贈り物制度は(特に彼からミユキへの)自然に廃止されていたのですけれど、今ならミユキ好みの一品を見つけて贈ってくれるのかも知れないな…と考えが改まってきています。
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by kurokurosusukoji | 2008-09-29 11:49 | | Comments(0)

猫尾行

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by kurokurosusukoji | 2008-09-28 10:29 | フォトス | Comments(0)

優しさを感じる

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by kurokurosusukoji | 2008-09-26 22:46 | フォトス | Comments(0)

少しずつ近づく

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札幌は久々の雨模様です。ちょっと忘れていた寒い雨。
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by kurokurosusukoji | 2008-09-25 20:25 | ダイアリ | Comments(2)

古い話


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アダノンキさんで香りのビールと珈琲のビールを味わいました。
ビールの味はもちろん素晴らしかったのですけど、今日の一番はやっぱり香りのビールのおつまみ。
ラスクの上に梨のスライスが載せられていて、それがさっぱりみずみずしくて甘くて、ビールと一緒に味わうとそれはそれはおいしかったのです。と言うか、『合う』感じ。
ラスクと梨を合わせるなんてしかもそれをビールのあてにするなんて、ミユキにゃ逆立ちしたって思いつかないなぁ。なんて思いながら味わいました。
神様からのギフトをいただいている人は確実にいますね。うらやましい。
 
本も少し買いました。岩波少年文庫の『太陽の東 月の西』『長い冬 上・下』。
「太陽の東 月の西」は短編集で短い話では2ページ程度のものなど。
写真はその短編の一つ「パンケーキ」というパンケーキのお話。まんまですが。食べられるのが嫌で逃げ出したパンケーキ。でも最後には…というお話。ニワトリの左にいる丸いヤツがそのパンケーキ君。ちょっと憎い顔をしとりますな。

さて、ビールを飲み終え落ち着いた頃、お店に白髪のおじいちゃんがいらして、おれの子供の頃の本事情的な雰囲気の話から戦争の話、海外のビールの話、フランスの有名レストランの話までいろいろと聞くことに。
ワタクシの場合ただのイチ客ですから聞かなければならない必要は無いと思うのですが、首を突っ込んでしまいました。
まさか今日、戦争の話を聞くことになるとは…朝には考えもしない一日の終わりなのでした。

みなさま。もろもろ、お疲れ様です。
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by kurokurosusukoji | 2008-09-24 22:24 | ダイアリ | Comments(0)

グッバイグッバイ中村屋

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近所の中華料理屋さん「中村屋」が今月で閉店します。
どんなメニューでも安定した味がして安心して食べられる、三番目の兄さんなどは特に気に入っていたお店だったのですが…。
三番目の兄さん曰く『メニュー全部がおいしいって店はそうそうないよ。』だそう。
そういえば、そうかもね。
特別混むでもなく(いや、時間によっては混んでいるときもありますが)、特別閑古鳥が鳴いているわけでもなく、お値段も納得の気取らずにほいほいと本当に行きやすい庶民の味方的お店だったのですよ。近所の人たちはみんな好きなんじゃないかしら。
おいしいものを食べるのに並ぶ必要なんてありません。

閉店の理由を聞いてみたところ、ご主人の肩がどうもいけないらしいのです。
肩か…本人はつらいでしょうよ。言えない。こんなこととてもじゃないけど言えない。けれど、言いたいのです。もっとやっていてほしかったなぁ…。

みなさま、今月限りですよ。
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by kurokurosusukoji | 2008-09-24 21:43 | ダイアリ | Comments(0)

ショーヨー先生が復活させた沙翁

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弘南堂さんの均一本の棚から昭和9年に発行された「新修シェークスピヤ全集 第三十九巻 坪内逍遥訳」を拾い上げました。150円。
文庫本サイズの箱の中には本が二冊。1冊は詩篇でもう一冊は「テムペスト」という戯曲。

クラフト・エヴィング商會の「クラウドコレクター」という本の中に坪内逍遥が訳したシェークスピアの戯曲のセリフのメモというのが出てきたことがあって、それがとても印象深かったので、拾い上げた戯曲はとても楽しく見ることができています。
クラウドコレクターの中に出てきたセリフのかけらは『おほう!果たしてさやうか?』『いいや、俺は泣かぬわい』などなど。
セリフを貰って、台本通りに毎日を過ごす人たちが住まうアゾットにある第3の名もなきエリアのお話。このエリアの蒸留酒の名前は「メリー・ゴー・ラウンド」。

テムペストの中のセリフもなかなか興味深いのです。
『おほゝう、化物ッ!へん、かういふお古さんが、うんと物になるんだい』
『あゝどうも、奇怪千萬!奇怪千萬!』
『へィい!マウンテン!へィい!』

あてがわれるんだったら、どのセリフがいいかなぁと自分好みのセリフを探しているのです。
今のところ写真の『あゝ、俺、楽しくなってきた。なァ、おい、浮かれようよ。』がいいかなぁ。
って、そのセリフの前にある『うん、殺す、大丈夫。』っていうセリフがなんか…すごい。
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by kurokurosusukoji | 2008-09-23 17:11 | | Comments(0)

ベランダのイス

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ベランダには椅子が一脚置いてあるのです。
なかなかゆったりとした作りで優雅な形をしているのです。写真じゃわからないですよね。
お風呂上がりには三番目の兄さんの格好の涼み場になりますが、昼のうちは猫ズの格好の昼寝場所。二匹で場所の取り合いを良くするのですが、今日はすすさんが勝ったみたい。

この椅子、20年くらい前に(言い過ぎか?)ススキノにあったプールバー「ハリーズバー」にあったもの。
今もひょっとしたらハリーズバーってあるのかな?よく知りませんけれど、そのお店とは別物のはず。
揃いのテーブルは残念ながらガラスの天盤が割れてしまってだいぶん前に失われ、骨格だけ残っています。

昔、オサレな大人たちがくつろいで夜を過ごした椅子が今は我が家で猫に取り合われているなんて、ちょっと不思議な感じ。落ちぶれたもんだわ~なんて椅子は思っているのだろうか?いえいえ穏やかな余生ですよね。
でもひょっとしたら、椅子はあの頃の華やかな夜を時々思い出して懐かしんでいるときがあるのかもしれません。



風が出てきたな、なんて思っているうちにあっという間に雲を連れてきて、暗い空になった札幌です。カラスが三羽飛んで行きました。
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by kurokurosusukoji | 2008-09-22 17:04 | | Comments(2)