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すき込む

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by kurokurosusukoji | 2017-10-28 23:02 | フォトス | Comments(0)

ゆっくりさよならをとなえる

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我が家の飼い猫、すすさんが儚くなったのでした。18年、生きたのか。

猫としては長生きしたほうだと思うと少し落ち着くこともできるけれど、やっぱり悲しい。
年々年老いて、それでもひょうひょうとマイペースに過ごしていて、まだしばらく同じような毎日が続くのだろうと思っていたけれど、唐突に老いるスピードが加速し、餌を食べなくなり、そっと逝ってしまった。
最後までトイレも完璧(と言っても、後期は食事もまともに取れなくなっていたので形だけ)。
世話なんて全く焼かせてくれなかった。

常日頃、すすは私の枕元や腕の中で丸くなって眠っていたけれど、儚くなる一週間前くらい前から一人(一匹か)になれるような暗所に潜むようになり、一緒に寝てくれなくなったのでした。
それが、命日となった日の前日の夜、急に一緒に寝てやろうサービスだと言わんばかりに無理やりよろよろベッドに登ってきて、私は久しぶりにすすを腕に抱っこして眠ることができたのでした。
人を避け一緒に寝てくれなくなったときからきっと別れは近いと感じたけれど、久々に一緒に眠ってくれたことで何というのか、ああ本当にこれでお別れなのだとしみじみ思ったのでした。
急ぎ足ではあったけれど餌を食べなくなり、人を避けるようになり、一緒に寝てくれなくなり、餞別だと言わんばかりに一晩だけ復活した添い寝・・・と段階を踏み、すすが心の準備をさせてくれたおかげで、静かにその時を迎えることができたのでした。
火葬の手配をしたりしている間も、涙は出なかった。(嘘。出た)

火葬をお願いするためにすすの遺体を動物専門の葬儀会社に預けた帰り道、スーパーマーケットで猫の餌の棚を見て「ここはもう我が家とは関係ないコーナーになったのだな」と思った瞬間に、ぶわわっと涙が出てきてしまい、一緒にいたアキも泣きだし大泣き親子になってしまったのでした。
たぶんしばらくは、こういった日常に潜む猫を飼っていた痕跡に涙することになるんだろうな。
悲しい。きっと明日からも仲の良い人とおしゃべりすれば笑うし、通常通りの毎日を過ごすと思うけれど、今はとても悲しい。

それにしてもすす。
本人はそんなつもりではないかもしれないが、状況を受け入れて段階を踏み、静かに死に向かっていっている姿はとても凛々しかったなぁと思うのでした。
一方私なら同じ状況に置かれた場合、死にたくないよー!うえーん!と悪あがきをし、醜態をさらしてしまう可能性大だ!
すすとは対極にあるこの自分の精神の幼さが恥ずかしい・・・。

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by kurokurosusukoji | 2017-10-25 21:26 | 猫やら生き物 | Comments(0)