中央区のお寺、成田山新栄寺にてチベットのお坊さんたちによる砂曼荼羅の製作の様子を見てきたのです。 今回のものは観音菩薩の曼荼羅を作っているようで、おととしにもやはり同じ新栄寺にて今回のように砂曼荼羅の製作現場を見学したことがあったのですが、はてそのときの曼荼羅は何だったのか。忘却の彼方。 四辺に一人ずつお坊さんが座布団の上に胡坐をかき、お腹には小さな肘枕を置き、それを包み込むように背中を丸めて座り、先から砂が出る専用の筒を使って絵を描いていくのです。 金属製の筒には細かな溝が刻まれていて、その溝部分を別の棒状のもの(これはお坊さんにより使うものが違い、木の板の人もいれば同じ金属製の筒を使う人もおりました。)を使ってこすり、その振動で少しずつ先から砂が出る仕組み。 木の板を使っている人はそれは静かなものですが、金属製の筒どうしをこすり合わせて砂を出している人は音がとても大きくてギロギロギロギロ…とまるでギロを演奏している様。 あ、だからギロって名前なのか?! 大きな板に軽く下絵は描かれているものの、色づけされたカラフルな砂を適所に配置していくさまに迷いはなく、とてもスムーズ。けれど細かいのでちょっとずつちょっとずつ絵柄が現れてくるのです。 見ているだけなのに知らず知らずのうちに息を詰めてしまうのです。 ただ、実際に作っているお坊さんたちは時々会話をしていたり、意外とリラックスしている様子。 砂曼荼羅は明日には出来上がるらしいのですよ。 前回も思ったのですが、お坊さんがたの皮膚の感じが不思議で、腕などもじっくり見てしまったのです。 乾燥しているようにすべすべに見えるけれど、でもかさかさじゃない…。内側にだけ水分がぎゅっとあるような、うーん、どういい表わせばよいのか。余分なぷにぷにが無い…とか? せっかく砂曼荼羅を見に行っているのにお坊さんの皮膚感ばかり気にしているというおろかさよ。 ←前回 確かに柄が違う。 前回はチベットのお坊さん自身、うきうき日本観光を楽しんでいる様子でしたが今回は少し真剣。 ←改めて今回
by kurokurosusukoji
| 2009-05-16 17:08
| ダイアリ
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